ウィークリーレポート:2025/12/29

2025年最後のウィークリーレポートです。

Alecto

Autonomous Logic Executor for Complex Task Operations

ollamaとMCPサーバーを利用するCLIベースのエージェント環境を作成した。

最初のLLMはollamaに接続する。

その後の作業は専門性に応じてMCPサーバーに割り振る、いたって誰でも作るエージェント環境である。

https://github.com/aquaxis/alecto

作成した意図はオンプレでないと入力できない作業のために使用する。

モデルによってはClaude CodeやGemini CLIなどとは精度が劣るかもしれないけど、本当に直近の内容でなければollamaで使用できるモデルで解決できることがわかっているのでその辺りを認識して使用すれば問題ない。

直近の内容に関してはMCPサーバー経由でWeb検索するぐらいの機能に留めていればデータ流出も防ぐことが可能である。

以下のスペックでそこそこ動作しているのを確認済みである。

項目 スペック
CPU 12th Gen Intel(R) Core(TM) i9-12900K
Main Memory 128GiB
GPU Geforce RTX 4080 16GB

コミケの準備

コミケのブースで本を立てかけるブックスタンドをダイソーの資材で作成した。

合計770円(税込み)。

まずは正面に見える本を立てかける用のワイヤーネット、44mm × 29.5mmのサイズにした。

上記のワイヤーネットを支えるワイヤーネット、29.5mm × 29.5mmを使う。

ワイヤーネットを連結するためのジョイント、6個あればいいので8個入を購入した。

本を置くための棚、ディスプレイラック2を2つ使用する。

ディスプレイラック2に取り付けるミニフック、4個あればいいので5個入を購入した。

まずはワイヤーラックをジョイントで繋げる。

斜め具合はジョイントの取り付け位置で変更できる。

ミニフックをディスプレイラック2を正面から見た上端に取り付ける。

若干、はみ出るけど気にしない。

こんな感じだね。

ワイカーネットにディプレイラック2を備え付ける。

いい感じだね。

B5版の本を置くとこんな感じ。

本の下側が奥になると前側に倒れるのでディプレイラック2のワイヤーネット側には何か置いておくといいね。

あとで気がついたけど、ディスプレイラック2の下部が積み上げられるように足の部分に段があってこれがいい具合に…

ワイヤーネットに引っかかる感じになった。

さて、お片付けするとディスプレイラックは重ね置きができる。

ワイヤーネットもジョイントを外せばコンパクトになる。

持ち運びも設置も簡単なものができた。

2025/12/29 10:00:00(Permanent Link)

 


ウィークリーレポート:2025/12/22

冬コミの仕込みも終わり、今年の残す大きな仕事は12/31を迎えるだけになった。

Agent Skill

Anthropic社がAgent Skillをオープンスタンダードとして公開した。

Agent Skillって何かというと、平たく言うとつぎの構成からエージェントが決まったタスクを実行しやすくしたするための仕組みである。

  • スクリプト
  • リソースのフォルダ

結局のところ、こういう環境に落ち着くんだよなぁと思いつつ、この辺りが拡充してくるとプロンプターは重要じゃなくなって、単にノーコードなモノを作りやすくなるツール群が誕生するんだろうなぁと感じている。

来年はこの辺りのツールや仕組みの整備が流行るのかな?

ローカル環境で自律エージェント

ollama+なにかでローカルの自律エージェント環境を構築できないか模索している。

単にCLIベースの環境を作るのであればそんなに難しいことはないんだけど、自律エージェントとなると、なんかこうしっくりくるものがない。

例えば、「sample.mdファイルを読み、内容の仕様を理解して、仕様に合ったソースコードの環境を作成する」とsample.mdを用意してプロンプトを入力したとする。

sample.mdのファイルをリードして、表示するところまでは動かすことは難しくない。

そこから先が難しい。

エージェントは単にreadコマンドを実行して、sample.mdを表示しているだけでsample.mdを再び、読み込んでなにかしようとするのに繋げることができない。

こういうのをうまく処理できるエージェントはないだろうか?

いわゆる再帰的機能だね。

nanocoderやollama-codeで試したけど、うまく再起してくれないだよね。

私が設定ファイルの組み立て方が下手なんだろうな。

2025/12/22 10:00:00(Permanent Link)

 


ウィークリーレポート:2025/12/15

先週、ローカルエージェント環境を構築している。

オープンソースという括り

ローカルエージェント環境を構築し始めているけど、まずはフリー環境を構築できることを目指している。

一昔前はフリー環境を探すのにオープンソースというキーワードで探すと検索しやすかったが最近はオープンソースでもサブスク(ここでは有償という意味合いで使用する)であることも少なくない。

サブスクがある場合、大抵のオープンソースはフリーとサブスクの組み合わせになっていることが多いがどの範囲がフリーとサブスクの境界になっているのかが判断しづらいオープンソースもある。

どんなサービスであれ、最初はフリーで試せて、気に入ればサブスクでと形であってほしい。

そう思いつつ、ローカルエージェント環境を作り始めた。

ローカルエージェント環境

まずは目先の目標を決めた。

  • フリー環境
  • オープンソース
  • できればnode.js環境
  • CLI環境
  • MCPが使えること
  • ollamaが使えること
  • メンテナーが会社じゃないこと(個人がメンテナーでスポンサーに会社が入っているのはOK)

とりあえず、私的な好みを含めて良さげな環境を探し始めた。

エージェントはそこそこ名前が売れているものでも50近く存在する。

どれを使うか好みでいいと思うけどね。

これまでに検討していたエージェント候補はつぎのとおりだ。

  • nanocoder
  • openhands
  • opencode
  • aider
  • blackbox
  • その他もろもろ…

つぎのようなの有名でフリーだでメンテナーが会社なので候補としない。

  • claude code
  • gemini cli
  • copilot
  • codex

なぜ、いろいろ使ってるのにローカルエージェント環境を未だに作ろうとしてるのかというとどれも自分のスタイルにスポッと当てはまるものがないからだ。

nanocoderとか良さげだな思っていたがMCPサーバーがうまく連携できないのでなんかやりたいことがうまく進まなくなる傾向にあるというか、そんな感じの傾向だ。

もしかしたら、選択しているモデルが悪いのかもしれないのでそういう観点でも検討しながら構築を進める。

2025/12/15 10:00:00(Permanent Link)

 


ウィークリーレポート:2025/12/08

先週は来年に向けての準備をするためにデータ整備を行っていたので目立った出来事はない。

作業より思考

AIエージェントを使ったコーディングを普通に使うようになった。

たとえば、AMDのFPGAを開発するのに実際に論理合成や配置配線を実行するコマンドラインで開発するのではなく、普段はVivadoというIDEを使って開発をします。と、同じぐらいAIエージェントを普段使いしている。

去年に比べて変化があったとすれば、作業より思考に多く時間を回すようになったというところだろうか。

普段はFPGAの何かを設計開発している。

ここで設計と開発という言葉の定義で分けてみると、大雑把ではあるが次のようになる。

観点 設計 開発
目的 計画・仕様定義 実装・検証
主な作業 仕様書作成・図面作成・要件整理 コーディング・試作・検証
スキル 論理的思考 コーディング

AIエージェントを使用して効率が上がるのは開発の部分である。

設計の部分はAIエージェントを補助的に導入できるけど、ここは人手が介入しないと解決できないことが多い。

設計開発を0から10までのフェーズがあるとすると、たいていは次のようになる。

フェーズ 作業 作業内容
0-1 設計 仕様書作成・図面作成・要件整理
1-10 開発 コーディング・試作・検証

AIエージェントを活用すると設計開発の大部分を占める開発フェーズである1-10の効率が上がることを意味する。

クライアントから仕様書を受け取り、単に受託開発の作業を行っているエンジニアはAIエージェントに取って代わられても仕方がない。

さらにこの設計開発を製品のアイデア出しから市場投入までのフェーズに組み込むとこんな感じになるだろう。

フェーズ 内容
アイデア創出 トレンドや競合分析からアイデア作成
コンセプト開発 アイデアの具体化、ロードマップ作成
設計開発 プロトタイプ・フィードバック
製品化 量産体制・デザインの最終決定
市場投入 販売活動

ここでの設計開発の効率が上がり、全フェーズの工数が短縮されるか、アイデア創出やコンセプト開発により多くの工数を投入できるようになる。

アイデア創出やコンセプト開発に近いエンジニアほど、AIエージェントに取って代わられないと思われる。

2025/12/08 10:00:00(Permanent Link)

 


ウィークリーレポート:2025/12/01

もう、2025年も残すところ1ヶ月になった。

データの整理をしはじめよう。

同人誌の原価

前回の技術書典19で「この厚さでこの値段は安くない?」と言われた。

趣味で同人誌を作っているけど、ぶっちゃけ原価ギリギリかチョット原価割れぐらいである。

元々、部数が出るものを作っているわけじゃないので印刷数も少ないので単価は高くなっちゃうんだよね。

「安くない?」って、心配されたら気になるやん。

来年からマイナスにはならない値付けにするか?

そこは置いといたとして…

コストは部数にもよるけど、10年、20年前は同人誌で小部数で作るなら10円/ページぐらいで値付けすると原価ギリギリとされていた。

今は15円~20円/ページぐらいになるかな?

書籍のページを表紙から換算して100ページだとすれば、10年前であれば1,000円で今は1,500円~2,000円という感じだろうか。

印刷の原価だけみれば、こんなものかもしれない。

ここにサークル参加費、輸送費、交通費などの諸経費を加えると赤字になるだろう。

今はNoteやZennなどオンライン書籍というので紙にこだわらなければ、これでいいのだろうと思う。

2025/12/01 10:00:00(Permanent Link)