ウィークリーレポ:2025/09/22

先週はESP32をいぢっていた。

13.3inchのe-PaperとreTerminalのアプリを作成していた。

成果物はGithubで公開中で、初版レベルなので継続的メンテをして機能をアップデートしていく。

13.3inch e-Paper向けアプリ

GithubにWaveShare 13.3inch E Ink Spectra 6 (E6) Full color E-Paper Displayのアプリケーションを追加した。

https://github.com/aquaxis/e-Paper13.3

つぎの仕様の画像ファイルを入力するとe-Paperに画像を転送する。

  • ラズパイ向け
  • 入力はBitmap
  • 6色のインデックスカラーのみ
  • サイズは1200 x 1600固定

E InkのSpectra6シリーズの画像転送アプリの参考になるだろう。

reTerminal向けアプリ

こちらもGithubにreTerminal E1002のアプリを追加した。

つぎの仕様の画像ファイルをreTerminalに画像を表示する。

  • ESP32-S3
  • 入力はBitmap
  • 6色のインデックスカラーのみ
  • サイズは800 x 480固定

https://github.com/aquaxis/reTerminal

開発環境はESP-IDF環境である。

現状はSDカードに入っているtest.bmpのみ読み込むようになっている。

今週のAI

最近はAIエージェントを使うことが普通のことになってきている。

PerprexityやCopilot、Geminiなどがあるけど、問いかけるときはほぼつぎのように入力することがテンプレ化している。

「xxを調査し詳細に解説してください。」

「xxを調査し詳細な一覧表にまとめてください。」

どのように回答してほしいかで使い分けるけど、ほぼこの二択である。

つぎのような問いかけではAIエージェントの検索範囲が狭まるようだ。

「xxを教えて下さい。」

今週の気になりガジェット:小さなKVM

WaveShareから新しいKVMがリリースされた。

Luckfox PicoKVM Lightweight IP KVM Remote Management Tool

Luckfox PicoKVM

価格は$55.99(執筆時で約8,200円)でスペックはつぎのとおりだ。

  • HDMI(1920x1080@60fps)
  • HID(USB-C)
  • Ethernet(100Mbps)
  • SD Card
  • GPIO
  • Size: 48.5mm x 48.5mm x 29.0mm

CPUはRockChipのRV1106G3でCortex-A7@1.2GHzで動作する。

ケースなしだとつぎのようになる。

Sipeed NanoKVM PiKVM

Sipeedもすでに小さなKVMをリリースしていて、これは使用している。

Sipeed NanoKVM PiKVM

Githubでソースコードも公開されている。

https://github.com/sipeed/NanoKVM

価格は3,732円(執筆時)、ただ、他の販売店を見ると3,000円以下で購入できる場合がある。

スペックはつぎのとおりである。

  • HDMI(1920x1080@60fps)
  • HID(USB-C)
  • Ethernet(100MHz)
  • GPIO
  • Power USB-C
  • Size: 40.0mm x 36.0mm x 36.0mm

CPUはSOPHGOのSG2002で1GHzのRISC-V C906コアが動作しているようだ。

Luckfox PicoKVMの方は電源をホストから供給されなければいけないので、ホストのUSB電源供給は必須機能になるうえに、ホストの電源が致命的に落ちた場合、KVMにアクセスできなくなる。

どちらが良いかというと、価格的にも半値というところはあるが、仕様的に別の外部電源を取れるSipeedのNanoKVMのほうが良い。