同期/非同期リセットでの生成回路の違い(2)

同期/非同期を表現する上で次のようにD-FFを用いて解説することが一般的です。

非同期リセット

私自身は次の表現をされているものは全て非同期リセットという認識です。

非同期リセットとはCLKRSTが動悸していないことを指します。

上図の場合、CLKRSTが同期しているのは合成ツールしか知りえません。

つまり、CLKRSTの同期は保証されていません。

同期リセット

それでは同期リセットをどう表現するかというと、私の場合は下図が唯一、同期リセットを認識します。

これはRSTが組み合わせ回路に含まれ、この場合、RSTは必ずCLKに同期します。

もはや、RSTというよりか機能を初期化するための信号になります。

Recovery TimeとRemoval Time

Recovery TimeとRemoval Timeはいわば、Setup TimeとHold Timeに近いものです。

リセットではこの2つのタイミングを考慮します。

このタイミングが全てのFFで同じでないとリセットタイミングのズレが発生します。

非同期リセットはこの2つのタイミングに注意しなければいけません。

write: 2020/06/30/ 00:00:00